レースを予想し舟券を買う場合、その予想を舟券にどうやって反映させるかということが、舟券で勝つために非常に重要な要素になります。
例えば、1号艇と2号艇の2艇で決まるだろうと予想し、2連単の1-2を買ったら、結果2-1で決まってしまったという場合などは、予想は当たっているのに舟券が外れた場合といってもいいでしょう。
他にもレース後に最終オッズを見ると、2連単も2連複もオッズはほとんど変わらなかったから2連複を買えば良かったというケースなど、痛恨の買い方ミスという場合もあります。
特に1号艇が強力な場合、こういうオッズになるし、強いだけに1号艇が1着という予想になり、2連単を買ってしまいがち。
しかし、1号艇が強い時こそ実は2連単と2連復のオッズはあまり変わらないため、2連複を買うべきだったということは多いです。
このように、予想から買うべき舟券を決める際には、必ずオッズを確認する必要があります。
また、2連単を買う場合に2連複のオッズを確認する以外にも、2連単の表裏と2連複を比較したり、3連単と2連単を比較した方がいい場合などがあり、それらは全て舟券の収支に直接かかわる大きな要素です。
その比較をする際の方法として「合成オッズ」という便利なものがあり、舟券の効果的な買い方の役に立つので、その合成オッズの計算方法と使い方を紹介していきます。
その前に、まずは知っているようで知らない舟券の基本的な情報について説明していきます。
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舟券の種類と売上
競艇の舟券には
- 単勝
- 複勝
- 拡複連
- 2連複
- 2連単
- 3連複
- 3連単
の7種類があります。
それぞれの売上の割合は概ね次の表のとおり。
種別 | 割合 |
単勝 | 0.05% |
複勝 | 0.03% |
拡複連 | 0.3% |
2連複 | 1% |
2連単 | 4% |
3連複 | 3% |
3連単 | 92% |
舟券の売上のほとんどが3連単で、あとは2連複、2連単、3連単が僅かに売れています。
その他の単勝、複勝、拡複連は売上が少なすぎるため、オッズの変動が大き過ぎて、現実的には舟券として成立しません。
例えば、ある単勝を1万円購入した場合、元のオッズが5倍であろうと10倍であろうと、オッズは元返しや1.1倍になってしまいます。
それだけオッズが変動してしまうような舟券は、怖くて買うことはできません。
よって、舟券は実質的には2連複、2連単、3連複、3連単の4種類と思ってOKです。
合成オッズを使った効果的な舟券の購入方法
それでは、ここからは
- 合成オッズを使った効果的な舟券の購入方法
- 合成オッズの計算方法
- 合成オッズの使い方
を紹介していきます。
合成オッズとは
合成オッズとは、複数の点数を買った時の複合オッズで、期待値とも言えます。
合成オッズの計算方法は、複数ある点数のそれぞれのオッズの逆数(1をその数で割った数)を足し、その足した数の逆数が合成オッズとなります。
例えば、4倍、5倍、8倍の3点の合成オッズを計算していきます。
オッズ | 逆数 |
4倍 | 1÷4=0.25 |
5倍 | 1÷5=0.2 |
8倍 | 1÷8=0.125 |
合計 | 0.575 |
この逆数の合計0.575の逆数1.739が合成オッズです。
逆数の合計 | その逆数=合成オッズ |
0.575 | 1÷0.575=1.739 |
よって、4倍、5倍、8倍の3点の合成オッズは1.739倍。
例えば、3連単の1-2-345の3点がそれぞれこのオッズならば、その期待値は1.739倍となります。
この3点を1,000円ずつ合計3,000円買った場合、払戻の期待値は3,000円×1.739=5,217円となります。
合成オッズの考え方
先ほどの例では、3連単1-2-345の合成オッズが1.739倍で、もし合計3,000円だった場合の払戻期待値は5,217円でした。
このとき、もし2連単のオッズが2倍だった場合、購入3,000円に対して払戻は6,000円となり、3連単を買うより得になります。
もちろん、3連単の3点のうち、高めの8倍が当たれば8,000円になりますが、長い目で見た場合は、やはりオッズ(合成オッズ)の高い方を買うべきです。
合成オッズの計算方法
合成オッズを計算するのは、点数が増えるほどかなり大変になります。
そんな場合は、合成オッズを計算できるサイトが沢山あるので、使いやすいものを探すといいでしょう。
また、点数が少ない場合は、仮に買った場合の金額を出して比較すればOKです。
例えば、2倍、5倍の2連単2点(1-2と2-1とする)の場合、それぞれ100円ずつ買ったときの配当は、200円、500円になり、200円の購入に対して700円の払戻と考えます。
そして比較する2連複(1=2)を200円買った時の払戻しが、700円を超える3.5倍以上なら2連複、3.5倍未満なら2連単を買えばいいことになります。
2連単の場合
2連単と2連複の場合は、まずは1-2と1=2などのオッズを単純に比較して、オッズがあまり変わらないようなら、2連複を買いましょう。
または、2連単の裏表(1-2と2-1など)の合成オッズと、2連複のオッズを比較してお得になるほうを買ってみるといいです。
3連単の場合
次に3連単ですが、こちらは単純に3連複と比較しても、確実に3連単の方がオッズは高いです。
そのため比較するとすれば、3連単のボックス1通り(例えば123のボックス6点)の合成オッズと、3連複1点(1=2=3)との比較となります。
しかし、3連単は1-23-2345(6点)のような買われ方をすることが多く、この出目に対応する3連複は(1=23=2345)は5点です。
仮にこれらの合成オッズを比較しても、3連複が安すぎて比較対象になりません。
よって、3連単の場合は、2連単との比較をすることになります。
前の例でいうと、3連単1-23-2345と、2連単1-23との比較します。
まずは、3連単1-2-345の合成オッズと2連単1-2を比較し、次に3連単1-3-245の合成オッズと2連単1-3を比較して、それぞれ有利になる方を買っていきましょう。
注意点について
オッズの比較に関しては、オッズの変動に気をつけてましょう。
比較して有利だったはずが、オッズの変動により損をする場合もあります。
よって、買おうとするレースの売上の多い少ないも頭に入れておきましょう。
最も売上の多い住之江で、年間おおよそ900億、売上の少ない津や宮島などでは300億と、3倍もの差があります。
傾向としては、ナイター営業している住之江、丸亀、蒲郡、桐生、若松はそれぞれ売上が700億を超えているため、オッズの変動は比較的少ないと思われます。
また、SG、G1などの大レースも売上は高く、オッズの変動は少ないです。
舟券の効果的な買い方|まとめ
オッズを比較し、少しでも得となる買い方をするのは、結構マメで面倒くさい作業ではあ|が、確実に回収率アップにつながります。
その際に利用する合成オッズの計算は大変ですが、合成オッズを計算することは、単にオッズの比較ということだけでなく、期待値もわかります。
例えば3連単でけっこう儲かると思いきや、合成オッズを出してみたら2倍を切っていて、思ったほど儲からないということがわかったりもします。
だったら、2連単でいいとか、もう少し点数を絞ろうという考え方の端緒にもなるという、別の点からも合成オッズというのは有用だと思います。
舟券を買う際の合成オッズという考え方を、常に頭に入れて舟券の購入に挑むようにしていきましょう。